電気化学会が著作権を保有する書籍・冊子のネットワークを利用した授業での活用について
2020年4月13日
電気化学会が著作権を保有する書籍・冊子のネットワークを利用した授業での活用について
公益社団法人 電気化学会
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各大学・高専等、各学校ではインターネットを利用したオンデマンド配信による授業を行うケースが増えております。授業をご担当いただく皆様には、準備等、大変なご苦労をされていることと存じます。
さて、各種著作物に関する対面授業・同時配信授業での使用については許諾なしに利用することが可能ですが、インターネットを通じた授業については4月10日付けの政令により、4月28日から著作権者の許可なしに著作物の利用が可能となることが閣議決定されました。これを受け、本会の公益性に鑑み、本会が著作権を所有する書籍および学術誌の利用について、インターネット配信を含む授業において使用する場合に限り4月28日を待たず、転載許可の受付および許可書の発行を省略し、許可なく使用していただけるようにいたします。皆様におかれましては、本会出版物を有効に利用いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
記
- 用途
大学・高専等でのインターネットを利用したオンデマンド配信による授業での配信・資料配付
(政令で定めた範囲内に限ります。一般の利用については従来通り許諾が必要です) - 利用者
上記の目的で利用する限り制限はありません(ただし、電気化学誌の一部の記事は電気化学会員のみの閲覧が可能になっていますので、会員以外の方にはご利用いただけません) - 期間
本日から2021年3月31日(政令により定められた期限)まで
2020年4月28日以降については政令に基づき、許可なく利用することが認められます。 - 利用可能な著作物
- 電気化学会出版物のうち、電気化学会が著作権を保有しているもの。
例:発行済みElectrochemistry誌(前身誌を含む)の全記事
2.Electrochemistry誌Vol.88, No.3以降に発行予定のクリエイティブ・コモンズに基づく著者が著作権を保有する論文(それぞれの二次利用の許諾の範囲で使用可能です)
※電気化学会が編者で出版者が発行した書籍(例:電気化学便覧)については、本件適用外ですので、4月28日までの使用においては、各書籍の著作権者にお問い合わせ下さい。
- 注意事項
上記の目的で利用の際には、一切の許諾手続や許可書の発行は不要ですが、必ず原典表記をお願いいたします。
【参考】文化庁HP・授業目的公衆送信補償金制度の早期施行について
以上