電気化学会 Electrochemistry誌第66回論文特集号のご案内

電気化学会 Electrochemistry 第 66 回論文特集

「電気化学のための実験法の新しい側面とアプローチ」

Novel Aspects and Approaches to Experimental Methods for Electrochemistry

2022年1月17日

公益社団法人電気化学会  Electrochemistry 編集部

 

 電気化学測定はボルタの電堆やガルバニの電池に始まり,物質がもつ電気化学ポテンシャルとその差によって生じる電子の授受やその速度を基本とし,そこから取得されたデータから電気化学反応の現象の解明,材料の評価,さらには新たな理論の構築に至る一連の原理と技術が構築されてきました.近年の電気化学は様々な電池・電解反応から電子材料・デバイスの創製に至るまで多くの材料開発に欠かせないツールになるとともに,分光学や構造解析・シミュレーションや計算化学などの基本的な電気化学測定を裏付けるものとして位置付けられる多くの相補的な理論や分析技術によって,さらなる発展を遂げています.

 本特集は古典的な電気化学測定から革新的な測定法やその理論,あるいは他の分析方法との複合的な解釈による物質・材料の機能の解明などを対象に,電気化学の実験法・測定法と技術に関する新しい切り口からの考え方や提案となる論文を募集します.

 本特集は本会関西支部の提案によるものであり,2022年秋に開催予定の第51回電気化学講習会の企画の1つとして行うものです.特集の構成は支部事業である関西電気化学研究会世話人によって企画された電気化学講習会の講演内容を総合論文として編集したものと一般から広く応募する原著論文・コミュニケーション・ノートなどからなる予定です.論文投稿においては研究者の個々のアイディアや工夫をもとに,測定法・解析法の新たな考え方や提案,革新的な電気化学分析法またはそれにつながるアイディア,他の分析・解析・計算法との協同による材料開発,AI,機械学習の活用,微小分析など,分野を問わず歓迎いたします.また,電気化学反応や材料に関連する話題であれば,その測定方法が電気化学測定とは異なるものであっても結構です.

 是非,この機会に関連のご研究成果をオープンアクセス論文として,奮ってご発表ください.なお,本論文特集においては関西電気化学研究会世話人がゲストエディタとして参画する予定です.

 

論文の種類

  • 報文・コミュニケーション・ノート・総合論文
  • 編集委員会の依頼による総合論文が企画されます.
  • 総説(Review)については本会または本会専門委員会の推薦が必要ですので, 編集委員会までメールでお問い合わせ下さい.

 

言語

論文原稿は英語のみ受け付けます。ただし、J-STAGE Dataに掲載されるプレゼンテーション、解説動画等は日本語の場合も受け付けます。

 

ゲストエディタ

山田裕久(奈良高専)

倉谷健太郎(産総研)

有吉欽吾(大阪市大)

松井雅樹(北大)

 

投稿申込から掲載まで

本誌のホームページをご覧下さい.ORCID, Supporting Information, Abstract Graphicsのご活用も可能です.執筆の際には投稿規程と論文投稿の手引きをよく読んで投稿願います.

投稿の手引き (日) https://doi.org/10.5796/electrochemistry.21-S0001

               (英) https://doi.org/10.5796/electrochemistry.21-S0002

 

論文掲載料(Article Processing Charge:APC)

論文掲載料は 150,000円(消費税含)です.但し,  本会各種会員については, 論文掲載料の2/3の減額が適用され, 50,000円(消費税含)となります.詳細は上記投稿の手引きをご覧下さい.

 

期  限

  • 投稿申込  2022年5月16日(月)

 指定のURLに必要事項を記載の上, お申し込み下さい.

  • 投稿締切  2022年7月17日(日)

 投稿の手引きを良く読み, 指定のURLから電子投稿して下さい.またその際に, 第66回論文特集号「新しい電気化学測定方法と技術」への投稿である旨ご指定下さい.

  • 審  査

 編集委員から依頼された2名の査読委員により査読され, その結果に基づき, 掲載の採否が決定されます.2021年度は査読の標準日数が11日となっていますので, 積極的なご投稿をお願いいたします.

  • 入稿締切  2022年9月20日(火)

 査読・APC決済確認済の原稿が入稿手続となります.

  • 早期掲載

 論文の入稿後, 約3営業日で早期公開が行われます.著者校正は早期公開手続と並行して行われるため,  早期公開版はAccepted ManuscriptまたはUncorrected Proofとなりますことを御了承下さい.

  • 掲  載

 現時点の掲載号は 2022年10月発行のVol.90, No.10の予定です.ただし,  査読・修正の進捗によっては掲載が遅延することもありますので,  お早めにご投稿下さい.

 

問い合わせ先

メールのみで対応いたしますので御了承下さい.

論文の投稿から掲載決定まで

Electrochemistry 編集部 ( ed.board-e[at]electrochem.jp )

掲載決定後の諸手続きについて

Electrochemistry 編集部事務局 ( ed.apc-e[at]electrochem.jp)

*[at]は@に読み替えてください