オープンデータに向けたElectrochemistryの取り組みについてJ-STAGEに取り上げていただきました
2022年3月1日
Electrochemistry編集部
Electrochemistry は電気化学分野を中心とする学術論文誌として様々な改革に取り組んでいますが,2021年3月から本格的に導入したJ-STAGE Dataの活用とその取り組みについて,この2月28日に発刊されたJ-STAGE機関誌「J-STAGE ニュース」Vol.48 に紹介していただきました.記事は下記のURLをご覧下さい.
https://doi.org/10.34344/jstagenews.2022.48.1
ここで紹介されたElectrochemistryに関係するJ-STAGE Data上のデータは
https://jstagedata.jst.go.jp/electrochemistry
に掲載されています.3月1日現在で32のデータがアップロードされています.これはJ-STAGE Dataをリリースした2021年3月に発刊したElectrochemistry Vol.89, Nol.2以降の掲載論文109報の約30%を占めています.
また,J-STAGE Dataに掲載されたデータの種別が Data setやSoftware等の場合,Clarivate AnalyticsによるWeb of Science(WoS)のサブセットであるData Citation Indexに載録されており,独立したデータとして検索の対象となっています.WoSのサービスを受けられている方は
https://www.webofscience.com/wos/drci/basic-search
からDOI検索で “ 10.50892/* ” を検索ワードとしていただくことで,電気化学会に帰属されるデータが検索されます.
現在の活用方法のほとんどが従来のSupporting Information(SI)に相当する活用のされ方になっていますが,利便性やファイル形式の多様性において非常に優れたデータ集となっております.また,SIとしての利用だけでなく,動画や高解像度の画像ファイル,生データの登録,解析用プログラムのコードなど,データの信頼性を向上させる手段の1つとして活用していただけますので,是非ご活用いただきますよう,お願い申し上げます.