電気化学会（旧・電気化学協会）大会講演要旨の著作権譲渡のお願い

公益社団法人電気化学会（以下、本会）は創立90周年記念事業活動の1つとして「電気化学デジタルアーカイブス DA」事業を下記URLにおいて案内し、鋭意進めています。
https://www.electrochem.jp/wordpress/wp-content/themes/electrochem/assets/docs/90th_anniversary/digital_archives.pdf
この取り組みの対象となる大会講演要旨集（冊子体）の複製デジタル化にあたり、原稿を作成されたすべての著者（講演発表者、共著者を含む）に本会が以下の著作権を行使することについて認めていただく必要があります。

1. 著作権者の表記がなく、本会に対して著作権譲渡が行われていることが明記されていないもの
   →著作権法に基づく複製権(21条)、公衆送信権等(23条)、口述権（24条）、展示権（25条）、頒布権(26条)、譲渡権(26条の2)、貸与権（26条の3）。
2. 冊子体のうち、著作権者の表記があるもの
   →著作権法に基づく公衆送信権等(23条)。但し、各要旨集の発行以降に法改正により新たに加わった前項の条項についてはその全て。

なお、本会著作権譲渡においては、著作権法第61条の2により特掲を必要とする翻訳権・翻案権(27条)および二次的著作物利用権(28条)は譲渡を受けていません。

これらの著作権を本会が著者にかわり行使するためには、すべての著者に著作権譲渡に合意していただく必要があります。しかしながら、物故者を含む極めて多数の著作権者から個別に著作権の譲渡手続をとっていただくことは現実的に困難と言わざるを得ません。
そこで、本会が大会講演要旨集の複製デジタル化を行い、現行の『電気化学会大会および秋季大会講演要旨についての著作権に関する合意事項（＊1）』と同等の著作権の行使を行って活用するため、本公示によりこれまで発行されてきた大会講演要旨について、原著作権者である著者およびその継承者に上記の著作権の譲渡内容をご確認いただき、本会が著作権の譲渡を受け、それを行使することをお願いする次第です。
なお、本公示期限は2023年12月31日までとし、2024年1月以降に本事業を進めさせていただくことといたします。著者およびその継承者各位におかれましては、本件に関する情報を、広く伝えてくださいますようご協力をお願いいたします。

（＊1）『電気化学会大会および秋季大会講演要旨についての著作権に関する合意事項』

1. 2014年までに行われた電気化学会大会・電気化学秋季大会において発行された大会講演要旨集に掲載された要旨。但し、The Electrochemical Society、Inc（米国電気化学会）と合同で開催された秋季大会において発表された要旨は除く。
2. 秋季大会については、前身の電気化学協会主催の大講演会、合同集会を含む。

1. 今回の著作権の一部（複製権・公衆送信権）を新たに譲渡していただく目的は本会が要旨集に掲載された要旨等を電子利用することが目的であり、著者自身による論文の利用を妨げるものではありません。詳細は現行の『電気化学会大会および秋季大会講演要旨についての著作権に関する合意事項』をご覧ください。
2. 該当する論文等の著作権者の方で、この処置に異議がある方がおられる場合は、2023年12月31日までに下記の連絡先まで、書面（手紙、ファックス、電子メール等）でお申し出ください。ご同意いただけない論文等につきましては、今後の電子化事業の対象から除外いたします。お申し出がなかった場合は、著作権の譲渡に同意いただいたものとして処理させていただきます。なお、今回の著作権譲渡手続はオプトアウト方式と取らせていただいていますので、上記の期日以降も、異議申し立てがあった際は、その趣旨に従い、速やかに対応いたします。

3. 過去に要旨にふくまれる図表等を他の発行物で転載されていた場合においては、譲渡前の著作権者本人による二次利用であることから、改めて転載許諾をお取りする必要はありません。